ソフトバンク製の831SHという携帯に機種変更をしてからかれこれ2週間近くが経つ。
2週間近く使ってみての感想なんかのレビューを今回書こうと思う。
とは言っても参考にする人なんているのかどうか知らない。でも僕自身、この携帯に機種変更をする時にネットで色々と調べてから買ったという経緯があるので見る人は見るかもしれない。
もちろん見ない人は見ない。
僕が831SH(以下831)に替えたのは発売日と同じ2009年2月13日。
前までは810SH(以下810)という同じシャープ製の携帯を使っていた。と言うか僕はシャープ製以外の携帯を使う気がまるでないんだけどね。一貫としてシャープの携帯しか使っていないんだ。
810から831に替えた時に何に戸惑ったってキー配列が変わったことにすごく戸惑った。
『通話キー/終了キー』と『ショートカットキー/テレビ(810はメディアプレイヤーキー)』の配列が綺麗に入れ替わっている。つまり『通話キー/終了キー』が下に下がり、『ショートカットキー/テレビ』が上に上がった形で入れ替わっている。
語弊のある言い方かもしれないけれど、左右に入れ替わったのではなく、あくまで上下に入れ替わったのだ。
それが何に影響を与えるかと言うと、メールなどの文章を打つ場面で多大な影響を与えることとなる。
ご存じの方は多いと思うが、シャープ製の携帯で文章を打つ際、『ショートカットキー』を押すと文字の大文字小文字が切り替わり、『通話キー』を押すと逆順に文字が打てる。
つまり、「あ」と入力し、『ショートカットキー』を押すと「ぁ」に切り替えられ、同じく『通話キー』を押すと逆順になり「ぉ」と打ち込めるということだ。
810から831へとなるとそれらのキーの配列が上下逆になってしまったので前までのメールを打つ動作に慣れているとかなり戸惑う。僕もそれを矯正するのにかなりの時間を要した。
それが一番戸惑ったことだった。まぁ、810以降のシャープ製のものから831に替えたらそんなことはないかもしれないけれど。
細かい変更点で僕が気になっているのは『数字キー』にショートカットを割り振れなくなったこと。
810の時は『ショートカットキー』を押して、ショートカットの設定で機能を割り振ると、その割り振った先の数字に対応した数字を長押しすれば機能を起動させることができた。
例えば『ショートカットキー』を押して、「3」の欄に「アラーム」を設定したとしたら、通常時に「3」を長押ししたら「アラーム」が起動される、ということだ。
しかし831にはそのような機能はない。
『ショートカットキー』で数字に機能を割り振ろうが、数字を長押しして出てくるのは電話帳の検索画面だ。
例えば「1」を長押しすると電話帳が開き、「あ」から始まる人の名前が表示されるというものだ。
僕としてはこの機能、すごくいらない。810の時のようにショートカットに割り振った機能が起動して欲しい。それによって非常に作業が早くなったというのにね。
その代わり、『上下左右キー』と『メールキー/ヤフーキー』に長押しした際に起動する機能を割り振ることができる。
でも4つしかない上にデフォルトの設定がなかなか便利な機能に割り振られているので実際使い物にならない。僕が変更したのはたった二つだけだ。
デザイン面の話は完全に個人の嗜好に左右されるだろうからあまり言わない。
色々な携帯のデザインの評論の通り、831は今まで斬新なデザインを出してきたシャープにしては変わり映えのないデザインであると言えるかもしれない。
実際810のデザインはもう何年も使っているけれど、未だに気に入っているし、すごく個性的だと思う。
まぁ、これは個人の嗜好の問題だな。
店頭などにある携帯の模型に触れるとキー(ボタン)が浮き上がるような形になっており押しやすいと思うだろう。
確かにこのキーは押しやすい。平坦なキーではなく、盛り上がっているので押しやすい。
でも盛り上がってはいるもののキー自体の幅が少し狭いので他の場所のキーを押してしまうことが多々ある。まぁ使用者の指の大きさの問題かもしれないけれど、確実に言えることは模型と実機とでは多少感覚に違いが生じている、ということだ。
あと充電器を差し込む際にフタのようなものを開けるのだけど、フタを開けても充電器が差し込みづらい。もうちょっと考えて設計して欲しいと思う。
感覚的な話かもしれないけれど、この携帯は電池の持ちが悪いように感じる。
僕が使ってきた携帯は大体、買って間もなくは3日とか4日に1回くらいの充電で事足りるはずだったけれど、831は2日に1回くらいはしている。
確かにカタログ値が他の携帯よりも起動時間が短く記載されているけれど、使ってみたら確かに電池の減りが早い。
もちろんこれも個人の環境の違いによるだろうが、それでも僕はハードユーザーだという感覚はまるでないんだけどなぁ。810の時だってもっと保ったことを考えるとやはりこの携帯の電池は……?
電池と言えば、画面右上の電池メーターがパーセント表示なのは意外と分かりやすい。もちろん概算でしかないだろうけれど、それでもある程度の使用度は分かるので使ってみると案外分かりやすいと感じると思う。
物凄く個人的なことだけど、データフォルダを開いてSDカードと本体を切り替えるのがワンタッチでできた方が楽だと感じる。
810はデータフォルダを開いた時に『ヤフーキー』を押すとSDカードと本体をワンタッチで切り替えられた。そしてそれは非常に使いやすく感じていた。
ところが831で『ヤフーキー』を押すと、ツリー表示にするかしないかが変わるだけだ。僕にとっては正直この機能はいらない。
しかし、810に比べると処理速度は目を見張るものがある。まぁ810が物凄く遅かっただけなんだろうけどさ。
831は処理速度が速く、またページの開き方が視覚的に面白味を感じる。
ページの開き方、というのは例えば「設定」を開いて「ディスプレイ設定」を選んだ時に下から広がるようにページが開くこと。僕が使った携帯にはそういうものがなかったので視覚的に楽しみを感じている。
あと『タブ切り替えキー』を押してタブを切り替える際、画面がクルッと回転するように切り替わるのもすごく楽しい。表示内容によって回転しない時もあるのだけどね。
ウィジェット機能があるけれど、これは使い込む人には便利だと思う。
僕は810を使っていた時に大体の機能を早く表示させるような感覚を養っているので、ウィジェット機能をほとんど使うことはない。
「こうすれば楽だろうな」と思うことはあるけれど、わざわざウィジェットを起動させるというのも正直面倒なのだ。他の表示に比べてウィジェットを起動させるには時間がかかるから。
だから僕は使わない。でも創造の仕方や使いようによっては非常に便利だと思う。
これは前々から思うんだけど、シャープ製の携帯ももうちょっと画像の編集ができるといい。
パソコンで画像を編集しているために過度の期待を寄せているという可能性もあるけれど、もうちょっと編集したい。
ディスプレイサイズ自体がかなり大きくなったのだから、画像の長さを伸縮できてもいいんじゃないかと僕なんかは思う。
せめて画像に書き込める文字のサイズを変更させられるようにして欲しいものだ。
810のメディアプレイヤーとは若干仕様が異なっている。
音楽をランダム再生する際、810の時はリストにある曲の中から完全なランダムで選曲されていたが、831では未再生の曲の中からランダムに選曲されるように変わった。
大した変化ではないけれど、そこも変わった点の一つだ。
昔のシャープ製のものにあって、810になかったメールの機能の一つに、「チャットフォルダ」がある。831ではこれも復活している。
「チャットフォルダ」とは、フォルダに一人以上の人を設定しておくとあたかもチャットのようにメールのやり取りが表示される機能のことだ。
810に替えた時にこの機能が無くなっていて結構ショックを受けたものだけど、ないならないで何とかなるという考え方になってしまったので831で復活していても大して喜びは感じなかった。
でも人によっては非常に便利な機能の一つであるはずだ。
色々と書いてきたけれど、これらは慣れてしまえばどうにかなることが多い。
でも僕が一番気になるのがスピーカーの位置。
810の時はサブディスプレイ側の面にスピーカーがあるのだが、831はサブディスプレイ側の面にはなく、電池パックのある側の面、つまり裏側にある。
僕は携帯を置く時にはサブディスプレイ側を上にして置くようにしている。そうして置くとスピーカーが下のために音がこもって音量が小さくなるし、例えば布の上に置いたりすると布によって見事に音が消えてしまうことにもなる。
スピーカーの位置がサブディスプレイ側にあれば何も言うことはないのだけど、僕はその点が一番気になっている。慣れの問題ではないからね、これは。
あと、これは検証していないのだけど、シャープ製のものは概して言えばバイブが強くて音も大きいのだけど、831では弱くなって音も小さくなった感じを受ける。
勘違いかもしれないけれど、そのような疑念を抱くこともある。
831に替えてから思っていたことはざっとこのようなものだろうか。
もちろんこれは僕の主観的に気にした点であり、他の人が触ればもっと色々なことを思うだろう。まぁ、こういうこともあるんだよ、と参考にしていただければ嬉しい限りです。
この文章が誰かの力になればいいな、と思う。ならなかったらならなかったでしょうがないけどね。
そんなわけで『ヤス的831SHレビュー』でした。非常に長い文章でゴメンぬ。
前々からやろうやろうと思っていて、実際に少しずつ文章を書き進めていたコーナーがあります。
"前々から"と一言で言っても、実際には数年前からずっと考えていたのです。
別にこのコーナーを暖めていたわけではなく、何故か知らないけれど毎回毎回書いている途中で書かなくなってしまい今まで何一つとして文章を完成させたことがないのです。
「もういい加減、形とさせよう。走りだそう。後のことは走った後に考えればいいや」と思ったので今回を機にちゃんとしたコーナー化させて書いていこうと思います。
と言うか、僕の現在の私生活的な面で「もういい加減、形とさせよう。走りだそう。後のことは走った後に考えればいいや」と思うことがあるのです。
私生活的な面でそういうことを思ったので、「そうか、それならば前々から途中でやらなくなってしまっていたこのコーナーもそうすればいいんだな」という考えに行き着き、動くことにしたのです。
走りだそう。とりあえず走り出す。ある程度走って息切れをした時に後ろを振り向いて僕が今まで進んできた道を振り返る。
そしてこう思うのだ。
「俺はこんなに走って、前に進んできたんだ。だからこれからも前に進むことができるんだ」と。
もちろん途中で転ぶこともあると思う。休みたくもなると思う。
でも途中でゆっくり歩むことになろうとも僕は前に進みたい。そしてどれだけ前に進んだかと確認して、更に前に進む勇気が欲しい。
私生活の面でそう思うことがあるのです。あまり詳しいことは言いませんが、僕と同じような状況に立たされた人達がそう思うであろう事をこのように僕は受け入れました。
まぁ私生活のことはともかく、そういう心情で僕はこのコーナーを続けていきたいと思います。
僕にとって何よりも大事なことは前に進むこと。
僕はたまに停まってしまう。全てが停まってしまう。
だから僕にとって前に進むということはすごくすごく重要なことなんだ。
僕は前に進みたい。
前に進むこと、それが僕の――
その先の言葉は僕だけが知っていればいい。
というわけで私的なことが多々含まれていましたけれど今後はこのコーナーでも文章を書いていこうと思います。
このコーナーの趣旨は僕が使っているもの、僕が持っているもの、僕が気に入っているものについて書く、というものです。
ほとんどのものは写真に撮って、その文章に添えて載せようと思います。
思い出話や、その当時のこと。僕とそのものとの関係。僕がそのものをどう思っているか。どう使ってきたか――そういうことを書いていこうと思っています。
毎度のように言っていますが、僕は肩肘張って文章を書いているわけではありませんし、また読み手に何かを押しつけたりする気はまったくありませんので、僕の文章は適当に力を抜いて読んでください。
ただ僕の文章は元々長かったのですが、最近それが更に長くなっている傾向にあるので長い文章を読むことが苦痛に感じられる方は読まない方がいいかもしれません。別に僕の文章を読まなかったからと言って試験に落ちたり、会社でミスをするなんてことありませんしね。
そんなに力を入れて読んでも良いことなんて何もありませんよ。気楽に気楽に。
最後に、このコーナーの名前は『ヤスとモノたち』です。
それでは、これから続けていくことを決心したのでよろしければお付き合いください。
「別れよう」だなんて言ったら君は泣くだろうか?
僕は君と別れることを決心をした。
嫌いになったわけじゃない。嫌いになれたらどんなに楽になることだろうか。
別れる理由なんてない。だって僕は君を今でも好きだから。
今でも君の身体の持つ重みを思い返せば、君の存在を思い出す。
今でも君の身体の持つ暖かみを思い返せば、君との思い出に浸ることができる。
嫌いになったんじゃない。でも、君のことを好きで居続けても、嫌いになったとしても、僕らの未来は変わらなかっただろう。
僕らは別れることになるんだ。それは理不尽かもしれない。残酷かもしれない。けれどそれが運命であったのだろう。
幾月どころじゃない。幾年もずっと一緒にいたんだ。
でも僕は君のことを傷つけ続けた。
どんなに君が献身的であろうとも僕は君を傷つけてしまった。
もちろん君がそんな僕に怒って機嫌が悪くなることもたくさんあった。
僕は今、思い返す。
君をずいぶんと傷つけてしまったな、と。まるでそれが消すことの叶わぬ烙印のように君の深奥に深く深く傷を付けてしまった。
傷つけられると、顔にもその苦しみの色は映ってしまうよね。僕はそんなことにも気付かずに君と一緒にいた。
今になってみればなんて僕はバカだったのだろうか、と思う。
でもそんな後悔が意味をなすことはありえない。ただ僕が身勝手だったことを思い知るだけであり、君の傷を埋めることも、君の痛みを分かち合うことももうできない。
君のことをこれ以上傷つけたくなかった。なんて言っても偽善的なものでしかない。そんなことを言ったとしても僕が君を傷つけた現実が消えることはない。
僕は身勝手で、そんな身勝手な自分を思い知ったから君と別れるんだ。
このまま一緒にいたとしても、半年後には別れることになるかもしれない。3ヶ月後かもしれない。はたまた3日後かもしれない。
誰にもそんなことは分からない。
でも、もしもこの先別れることが僕らに与えられた運命ならば、僕は未来へと続く運命の糸をたぐり寄せ、最期の瞬間を早めてしまおうと思ったんだ。
だから僕は別れることを決意した。
君のこと、すごくすごく好きだったよ。
何年も僕と一緒にいてくれた。僕のすぐ側にいてくれた。
傷ついても、不機嫌になっても僕のすぐ側にいてくれた。
僕が傷つけたことが君にとっての消すことの叶わぬ烙印だとするならば、僕にとってのそれは君との思い出。
君と過ごした幾年もの時間の間に僕の心の中に生まれた君との思い出――それは僕の心の中に深く深く押され、決して消えることはありえない。
でもきっと烙印は消えることはありえないだろうけれど、その烙印を忘れる時が来てしまうかもしれない。
消えはしない。でもその存在を忘れてしまうかもしれない。
そんなことを思う僕と別れることになって――君のことを傷つけ続けた僕と別れることになって君は泣くのだろうか?
それともせいせいしているのだろうか。
そうだよな、君はプライドが高いもんな。そう思うかもしれないね。
でも僕は身勝手だからこれから新しい相手とまた一緒に過ごすんだ。
これから幾月も、幾年も。
身勝手な僕で本当にゴメンよ。なんて言っても君は怒るだけかもしれないけれど。
「さようなら」。
「今までありがとう」。
「そしてこんな僕でゴメン」。
お別れだ。
最後にこの言葉を贈るよ。
『今でも誰よりも愛している』。
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というわけで上の文章の通り、携帯を機種変更しました。
「上の文章の通りって、まったくわからねぇじゃねぇか」と言う意見がありそうだけどね。
以下の文章は上の文章と対応しているので見比べて読んでみると「あぁなるほど」と思えるかもしれないけれど思えないかもしれない。思えなかったとしたらそれは僕の文章力がなさすぎるということです。すいません。
僕の今まで使っていた携帯はデザインをすごく気に入っていた。概して言えば女の人向けに作られた携帯を僕は使っていたんだけど、それがなかなか僕と合っていると好評だったし、自分でもそう思っていた。
すごくすごく気に入っていたんだけど、もう結構な年数を使っているし、何よりも僕の使い方が悪かったから本体部分にかなりの傷があってボロボロになっていた。
さらに言えばネットで調べるとこの機種はかなり問題がある機種らしく、度々不機嫌になって色々な不具合が起きていた。
その問題の中の一つに電池パックの膨張の問題があって、電池パックは一度交換していて最近またしても膨らんできていた。だから電池パックの寿命的にはあと3ヶ月、半年くらいは保つだろうと思っていた。
もちろん問題のある機種だからこの先本体の部分が壊れて動かなくなるかもしれない、という恐れがあった。
だから3ヶ月後でも半年後でも替える機種が同じ機種だと決まっているのならば今替えてしまえ、と思って機種変更をしたわけだ。
前の携帯のデザインがかなり気に入っていたので、本当に苦渋の選択だったけれど意を決して替えたんだ。
でも替えたくない理由というのはそのデザインだけだ。他の面においては替えることに関しては満場一致で可決されていた。
ただデザインがあまりにも気に入りすぎていた。それだけが心残りなところだった。
この世にあるものは全ていつかは別れなければならぬ運命の元にある。
どんなに学校で友達と仲良くなろうとも卒業したら離れるように。
どんなにちょっとずつ使っていってもいつかはなくなってしまうように。
だから僕は機種変更をする前日の夜にこう思った。
「その時が来たんだ」。
デザインが気に入っていてすごくすごく愛着が沸いていても、いつかは別れなければならない時は来てしまう。
そしてそれが今なんだ。その時が来たんだ。
人には決断を下さなければならない時が必ず来る。
人には別離を迎えなければならない時が必ず来る。
そしてそれが今なんだ。その時が来たんだ。
だから僕は機種変更をするんだ。
そう思ったんだ。
何年も付き合っていてこの携帯と分かち合った思い出がある。その思い出は僕の心の中に深く深く刻み込まれる。
でもきっと新しい携帯を使っていけばその思い出を忘れてしまう時が来る。けれど、それは忘れただけで心の中には存在しているはずなんだ。今までの携帯達がそうであったように。
だから僕は前に進もう。新しい携帯と前に進もう。
そしてずっとずっと先まで進んだら、その時に後ろを振り返って別れることになった携帯のことを思おう。
それが僕が気に入っていた携帯と別れる時に思ったことだった。
今、新しい携帯を使っているけれど、まだまだ操作には慣れない。これからちょっとずつ親睦を深めようと思う。
この携帯は、君のようにまた僕のすぐ側にいて僕と一緒にいてくれるだろうか?
わからない。わからないけれど、昔の携帯と今の携帯を並べて置いてこう思うんだ。
『今でも誰よりも愛している』。
周囲の喧噪というオーケストラをBGMに僕は肉を焼いている。
肉を焼く合間に周りを見渡すと、家族だったりカップル、はたまた仲間達と話ながら、また笑い合いながら肉を焼いている。
その中で僕は一人だった。
誰かといつつ一人の世界に入り込んでいる、というならまたニュアンスは違うだろうが、僕は正真正銘一人だった。
トングを持ち、牛や豚や鶏の肉を網の上に並べる。
並べるとしばらくやることがなくなってご飯やサラダを食べる。
しばらくすると肉の色が変わってくる。
僕はまたトングを持ち、肉を裏返す。
その間にも肉は、それ特有の音を奏でながら火で焼かれ続ける。
少し周りに気を配れば、どこのテーブルでも肉は音楽を奏でているように聞こえる。
「ジュー」という言葉に表せばただ一言の擬音だが、その音は僕たちのような焼き肉好きのものたちの耳を刺激し、魅了し、そして大きなウェイトを占める人間の一つの欲望を抱かせる。
だから考えようによっては焼き肉屋とはオーケストラと言えるかもしれない。
肉の面々の声はみんな違う。
まるで我々人間のように十人十色な個性を持っているかのようにも思えてくる。
僕ら人間には一人として同じ人間はいない。肉だって同じ肉はいないと僕は思う。
人間も、動物も、僕も、誰でもみなそれぞれがそれぞれ違う過去を持ち、運命を担い、尚かつ運命を背負っている。
世界とはそういうものだ。人間も牛も豚も鶏も何も変わらない。僕らは共生しているんだ。そして僕らは運命というものを与えられているのだ。
僕はそんなことをボンヤリと考えながらまたトングを持ち肉を裏返した。
肉はもう充分焼かれ、もう少しで黒くなるぞ、というメッセージを僕に示していた。
「そういえば、あの人も肉を焼いたらよく焦がしていたな」僕はそう呟いた。
僕は肉が送るメッセージを真っ正面から受け入れて、肉を網の上からタレが注がれている小皿へと移した。
もう少しで頼んだ皿が空になりそうな時に僕はトイレに行った。
貴重品だけを持って僕はトイレに向かったけれど、不運にもその店にはトイレが一つしかなく、さらに不運にも誰かに使われていた。
僕は引き返そうとした。
するとノブの少し下の部分がガチャガチャと音を立てたので、顔だけ振り返って見るとノブの上にあるマークが赤色から青色となった。
どうやら先客の人が出てくるようだから僕は戻ろうとしていた身体を転回させ、尚かつ通路の左側に寄った。
ノブが回され出てきた人は女の人だった。背は低く、年は20代中盤くらいだろうが、後ろで一つに束ねている髪が彼女を少し幼く映した。
僕はこんなところに立って待っているんじゃなかった、と後悔した。彼女からすれば僕のような男がいくら壁に寄っているとは言っても迷惑だろうと想像することは容易かったからだ。
通路はあまり広くはなかったので、僕はでかい身体を必死に壁に寄せ「すいません」と言った。もうこうなってしまってはその場にいることが一番の良策だった。
彼女も方も「あ、すいません」と小さな身体を更に小さくして僕の側を通ろうとしていた。
そして完全にすれ違った。
その時僕は何かを感じた。
彼女の方を見ると、彼女は僕のことをじっと見ていて目があった。
僕は疑問に思ったけれど、きっと彼女は僕のことを無神経な男だ、と思っているのだと思ったから視線を元に戻しトイレのドアノブを回してトイレの中に入った。
そして僕はトイレの中で先ほどの後悔の念を更に強めた。
席に戻り荷物をチェックすると無事だった。とは言っても上着の他に大した持ち物は持っていないのだから盗まれたととしても大した損害ではないのだけど。
僕はまた肉が奏でるオーケストラの世界の中に身を浸した。
すると、誰かが僕の座っているテーブルと隣のテーブルとの間に立った。
初め僕は隣の席に用がある人だろうと思っていたけれど、隣のテーブルを使っている人は何事もなく話をしているので僕は疑問に思ってその立っている人を見ると、先ほどトイレの前ですれ違った彼女だった。
僕はビックリしたけれど、彼女は「すいませんが、あなたはお一人ですか?」と尋ねてきた。
「そうですが、何か?」僕は箸を小皿の上に載せ、彼女の話を聞こうとした。
「いえ、もしあなたがよろしければ相席してもよろしいでしょうか?」
「まぁ僕は一人ですから構わないと言えば構わないのですが、何か僕に用でもあるのですか?」
「そうではないんです」彼女は緊張した顔を浮かべはっきりとこう言った。「私も一人なんですが、あなたとお話がしたいな、と思いまして」
僕は自体がうまく飲み込めなかった。でもどんなに時間が経とうともうまく飲み込むことなんてできないだろうから、いいですよ、と一言言った。
すると彼女はホッとしたような笑顔を僕に向け、そして自分の席に戻っていった。
僕は先ほどトイレのドアの前で僕に向けていた彼女の瞳を思い出した。
今思えば、あの瞳を僕は知っていた。
何度も何度も僕が見ていた瞳だった。
それは相手に惹かれていることを語る瞳だった。
彼女が僕と相席する、そのことが僕に与えられた運命なのだろうか。
もしもそれが運命だとしたらその運命の先には一体何があるのだろうか。
もう僕は運命を辿りたくなかった。
もう僕は運命を受け入れたくなかった。
もう僕は運命に縛られたくないんだよ。
もう僕は運命に翻弄されたくないんだよ。
でも抗えなかった。
抗い方を僕は知らなかった。
そして彼女は僕のテーブルに荷物と自分の伝票を持ってきた。
この焼き肉屋は2年前に僕があの人にプロポーズした場所だった。
今考えればもっとまともな場所でプロポーズすればよかったと思うが、今ではどこでプロポーズしても何も変わらなかったかもしれないな、と思っている。
どこで、とか。
どうやって、とか。
そういうことがどう変わったとしても変わらないものはきっと何も変わらなかっただろう。
今日は僕があの人にプロポーズした日から2年の月日が流れた日だった。
そして同時にあの人が逝ってしまった日からちょうど1年の日でもあった。
その企画というのは「ラジオ放送」なのですが、今度のラジオ放送は先日(とは言ってもログは消しましたが)のものとは違い、定期的に放送をすることにしました。
私生活の都合上、「定期的」ではなく「不定期」となるかもしれませんが、そこらへんはご容赦ください。
今回始めるラジオは古くからタッグを組んできた相方と一緒に放送をします。
前回相方とタッグを組んでやったラジオは1年ほど前に終わってしまいましたが、今回のラジオは装いを新たにカムバックを果たしました。
内容の話なのですが、僕らがやるラジオは友達同士がやる他愛のない会話を放送するものです。
面白いかどうかはわからないところではありますが、僕たちは気張ってやったり、力んでやっているわけではないのでどうぞ気楽な気持ちで聞いてください。
そして感想や意見、僕たちに聞きたいことや話して欲しいことがあったら特設ページの下部にあるメールフォームよりどしどしお送りください。
それではこれから相方とラジオ放送をするので時間の許す限りお付き合いください。
2008年も終わりを迎える。
僕が今年1年に何をしたのかを一生懸命振り返ろうと思う。
と言うのも僕は過去のことを記憶しないから振り返るのも容易なことではないのだ。
1月:
・パソコンの外付けHDDを買った。
それから約1年ほど経った先日、それを買った店に行ったら僕の買ったHDDよりも遙かに多い容量のものが僕の買った値段よりも安くなっていた。電気機器――特にパソコン関係はこういう運命にあるんだよな。
・成人式を迎えた。
成人式に行ってきたわけだけど、その式で得たものは「僕はやっぱり友達が少ないんだ」ということだった。
成人式が終わった後の自由な時間にみんなは友達と楽しそうに話していたけれど、僕はそこらへんを一人でブラブラしていた。
意識的にそうしているわけではないのだけど、僕は人とは距離を開けているような節があるけれど、その場では距離がより一層広がったな、と感じた。
でも別に出なければ良かったと悲観的に思っているわけではなく、もっと楽観的に「そうか、やっぱり俺は友達がいなかったんだ」と改めてしみじみと実感してその事実の余韻に浸っていた。
それは大げさだけど、まぁ前々から思っていたことを改めて知ることが出来た良い機会だった。
ちなみに成人式の後にやった同窓会には僕は参加していません。
成人式の時点であんなにも誰とも話さないのだったら同窓会に行っても話なんてしないだろうから行かなかった。
そして何をしていたかと言うと彼女さんと会っていました。
何だか目撃情報もあったらしいけれど……。
2月:
・野球の話だけど、初めてシンカーの練習をした。
シンカーとは簡単に言うと、少し浮いた後に沈む変化球です。
それの練習をやってみたら少しだけ変化させられた。
でも実践では使い物にはあまりなっていなかったけど、結果的にはストレートとの緩急になって打ちづらかったみたいだ。
・人生初のライブに行ってきた。
バックストリートボーイズ(Backstreet Boys)のUnbreakable Tourが東京ドームでやるのでそれを見に行った。
今考えたらこの日の日記を書いてここに載せようと思っていたけれど結局書かなかったな。
生で彼らの歌声を聞き、かなり楽しかった。
周りの人は音楽にノりながら彼らのライブを見ていた。
でも僕はと言うと、ノらなかった。
何故か? 僕は目が悪くずっと双眼鏡で彼らを見ていたから。
ノって身体を動かすと双眼鏡がズレて見えないんですよ。
と言うことを人に言うと、「ライブなんだから双眼鏡で見ていないでノリなよ」なんて言われるけど、僕としては生で彼らの姿を見られるのだから双眼鏡で見ていたいんだよ。
双眼鏡なかったらどれが誰だかわからなかったしね。
3月:
・パソコン本体から外付けのHDDにとあるデータを移そうとしたら間違って本体の方のデータを消してしまい、かなりの大惨事となった。
復旧しようとしても上手くいかなかった。それで僕はかなりへこんだ。
というのもそのデータは数ヶ月に渡ってコツコツと積み重ねていったものだったからだ。
それ以後データを消す時は細心の注意を払ってやるようになった。
・変な人から電話が来た。
朝寝ていると親に「電話だよ」と言われて起こされた。
「誰から?」と聞くと「○○君だよ」と言われた。
はて……僕の知り合いに○○君なんて名前の人物なんて存在しないのだが……。
そう思って色々と尋ねてみると「中学の時のテニス部の…」と言っていたらしいけれど、僕はテニス部じゃないし、そもそも僕の代の中学のテニス部は二人しかいない。
これは怪しいな、と思って親に電話を切らせた。
後々になってから考えると、僕が実際に出て色々といじめてやれば良かったかな、なんて思う。
多分個人情報とかを聞き出そうとするはずだから相手の弱い部分を言葉で攻めまくればよかったなぁ。
寝ぼけていたからそこまで頭が回らなかったな。
4月:
・大学3年の授業がスタート。
他、特になし。
5月:
・ちょっとした事情で遠くの病院に行ってきた。
そこの病院に行くまでに片道3時間かかった。
かなり遠かったけれど、しょうがないことではあったんだ。
あまり詳しくは書かないけれど。
・人生初の飲み屋に行った。
僕の中の飲み屋のイメージは
「臭い(煙草などが)」
「高い(金額が)」
「少ない(一皿の量が)」
「美味しくない(即席ものの感じがして)」
「うるさい(ガヤガヤガヤガヤと)」
というイメージがあった。
実際行ってみてもあまりそのイメージは変わってないけれど、行けないことはなかった。
しかし、この日を境にスーパーとかの酒があまり飲めなくなってしまった。
飲み屋のお酒って美味しいですものね。
・ゼミの面々と飯を食べに行った。
帰り道に一人酔っぱらったヤツがいて、僕はかなり絡まれた。
なんて書くと「そんなこと書くんじゃねぇよ」と怒られそうだけど書きました。
まぁ細かい絡み方を書いていないんだから良いよな?
・家にある全てのパソコンにセキュリティソフトを導入。
どこにするかで結構悩んだんだよね。
でもセキュリティソフトをパソコンにインストールするのって意外と楽だった。
・携帯の電池パックが膨張したのでソフトバンクショップに行って電池を交換してもらった。
携帯を充電しても20分くらいで電池切れになったり、何かをしているといきなり電源が切れたりしていた。
電池パックのフタを開けてみると電池パックがまるで妊娠数ヶ月の妊婦さんのように膨れあがっていた。
これはいかんとソフトバンクショップに行ったら無償交換してくれた。
以後、携帯の充電時間はよく考えてやっている。
6月:
・半年ぶりに文章を書き始める。
何でか知らないけれど、半年(もしくは7,8ヶ月)も文章を書いていなかった。
理由なんて特にないんだろうけれど、僕がそんなにも文章から離れていたのは今までに例を見ないことだったんだ。
まぁ僕としてはその間の期間は充電期間という名目にして話を落ち着かせている。
充電していたのか、充電できたのかはわからないところではある。
でも今こうして小説を書くことが出来るのはこの充電期間があったからかな、なんて思う。
・突如として「急性胃腸炎」になって病院へ行った。
それが木曜の夜から金曜にかけてだったので、授業を一つサボって病院に行ってから大学に行った。
というのもその日はゼミがあったので行かなければなんて思っていた。
それにしてもあの時は大変な目にあった。
でもこの文章をよく見ると『突如として「急性胃腸炎」になった』って何だかおかしな言い回しですね。
頭痛が痛いとか、筋肉痛が痛いみたいな感じですね。
・病気の状態が悪化。
7月:
・近所の夏祭りに行ってきた。
高校生の頃くらいだったらその夏祭りに行けば結構な数の知り合いと会ったけれど、さすがにこの年になってこんな夏祭りに来る人なんていなかったようだ。
だから知り合いには誰一人として会っていない。
もしかしたら会っているのかもしれないけれど、僕は気付かなかった。
・花火をやった。
誰かと花火をやるのなんて3,4年ぶりくらいだった。
僕の机の中には古い花火がある。えーと、おそらく5年も前の花火だ
多分当事者は誰も覚えていないだろうけれど、その花火は昔に友人と花火をした時に余ったものを僕が預かっていたものだ。
そのメンバーの中には相田さんがいるわけだけど、まぁ覚えていないだろうな。
それでその古い花火をどうせだからとやったんだよ。
そしたらね、煙がメチャクチャ出て、近隣住人から苦情が来そうなくらいに煙が出たんだよ。
古い花火は使うもんじゃないな。
煙幕代わりには使えるかもしれないけれど、僕の生活に煙幕が必要な場面がないのでやっぱりこの花火は使えないな。
8月:
・今度はスライダーを初めて投げた。
またまた野球の話だけど、初めて投げてみたらかなり楽しい曲がり方をした。
スライダーというのは僕(右投げのピッチャー)から見て、左側にすべるように曲がる変化球のこと。
最初に投げた一球がすごく面白く曲がったのに、それ以来それほどまでに面白い曲がり方をしなくなってしまった。
練習あるのみ。
・ディズニーランドに行ってきた。
その日の天気予報は大雨だった。
で、実際にディズニーランドに着いたら晴れ渡った。
雨の空気の湿気と夏の太陽の容赦ない熱でかなり暑かった。メチャクチャ暑かった。
そして15時か16時頃になったら超大雨。
傘を持っていない人達が大変な思いをしていた。
9月:
・京都と大阪旅行。
8月の終わりから9月の初めまでの3泊5日だったんだけど楽しかったよ。
大好きなたこ焼きを大量に食べられて僕は大満足だった。
京都でも中学の修学旅行で回れなかった寺院を回ることができた。
全体的に満足な旅行だった。
まぁもちろん嫌な気持ちも結構味わったけどさ。
・病気が更に悪化。
その後9月の終わり頃にようやく落ち着くことができた。
10月:
・高熱を出した。
39℃以上も熱が出て、寝ている状態から起きあがるだけで動悸が激しくなり、目眩がして立ち上がれない状態になった。
顔からはどんどんと血の気が引いていき青ざめ、そして手足にも力が入らなくなった。
風邪の一種だったのだろうか?
・彼女さんと初めて焼き肉に。
女の子と焼き肉ってどうなのよ? と言われそうだけど、僕らは満場一致で焼き肉に行くことになった。
かなり美味しかったよ。
・久しぶりに上野に行った。
やはりアメ横の香水は安い。
でもまぁ、僕の手持ちの香水はどれも残っているので買いはしなかったけれど、やっぱり安かった。
やっぱりと言えば、アメ横はやっぱり祭りのように人がいっぱいだったな。
・一目惚れをしたマウスを買った。
運命的な出会い方をしたマウスを買いに行った。
手にフィットする形状のレーザーマウスを買った。
それもちょっと性能の良い光学式マウスと同じ値段だったわけで、これは買いだ、とね。
未だに思うけれど、このマウス、すごくいいですよ。
買って良かったと思っている。
お気に入りのハードだ。
今でも意味もなくマウスに触れちゃったりね。
11月:
・壊れてしまったパソコンの外付けディスプレイを修理屋に持っていった。
持っていったまでは良かったけど、実際に見てもらったら基盤を交換しなければいけないだろうな、と言われた。
いくらか、と僕が尋ねると、「うーん、新品の外付けディスプレイ買った方が安いよ」だってさ。
新品の外付けディスプレイっていくらくらいするか知ってますか?
僕のよく行くいくつかの有名電気店で見ると、大体2万円強から3,4万くらいするんですよ。
そんな高いの買えないっての。
と言うわけで壊れたディスプレイは修理に出さずに持って帰ってきた。
・とある事情でたまってしまった受信メール200通強に一通り目を通した。
いやはや、ここまでためる僕が悪いのだけど、200通以上も目を通すのはかなり大変だった。
途中で気力がなくなってくるんですよね。
・僕の21歳の誕生日。
・初めて公の場に出した創作物、『今なら言えそうに思うから...』が完成。
12月:
・ビッグサイトのペット展に行ってきた。
ビッグサイト内にペットに関するブースとかがいっぱいあった。
実は特別招待チケットが懸賞で当たったから無料で入れた。
その特別招待チケットに「犬・猫・小動物・は虫類がいる」みたいなことが書いてあって、僕としては「は虫類は絶対に見なければ!」と思って行ったんだけど、は虫類のはの字もなかった。
小動物もいなかった。
ただ犬専用の洋服の即売会があったり、新商品のペットフードの説明会があったり、ペットの病気に関する説明会があったり、動物病院及び動物マッサージ(こういうのってトリマーって言うんだっけ?)があったりした。
その中に少しのスペースに犬猫鳥がゲージに入っていて売られていた。
でも、そんなゲージに入った犬とか猫とか鳥なんてそこらへんの店に行けば見に行けるからな。
感想:めちゃくちゃつまらなかった。
30分しかビッグサイトにいないくらいにつまらなかった。
金を出して見ていたらまず間違いなく「金返せ」と思うペット展であった。
・相田んに1年ぶりにメールを送った。
僕がメールを送るのは非常に稀なことなんだけど、相田さんにメールを送りました。
つらつらと考えると1年ぶりだったんだけど、相変わらずそうだったな。
いや、深い意味はなく。
・クリスマス
とまぁ、このようなものかな。
僕の記憶の中を探っても絶対に思い出せないので、これらは僕が日々付けている日記を見返してこういうことがあったというのをピックアップした。そうでもしないと僕は過去のことを思い出せないんだよね。
思い返してみれば色々なことがあったんだな。
少なくとも僕には色々なことがあった実感はない。何度も言うけど僕は過去のことを記憶しないから。
でも、こうして箇条書きにでもすると1年を生きて色々なことをやっているということが分かる。人に歴史ありというか何というか…。
今日で2008年の365日目。
明日は2009年の1日目。
2008年の終わり、2009年の始まり。
終わりと始まりは、いつだって同時にやってくるんだ。
というわけで今まで僕のつまらない文章を見てくれてありがとうございました。
またこれからも文章を書いていくので2009年もよろしくお願いします。
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